素面道 〜日日是好日〜

この物語は、昭和に生まれ 平成の時代と共に酒を断ち 令和の時代に素面の道を極めんとする ある親父の日々の記録と戯言を 余すことなくブログ化したものである。

オリンピックチケット第二次抽選

オリンピックチケット第二次抽選の申し込みが始まった。

 

第一次抽選の際に行われた追加抽選のようなサプライズ的な救済処置がない限り、今回が抽選でチケットの購入ができる最後のチャンスとなる。

 

これまで、第一次抽選、第一次抽選の追加抽選と全て落選をしている。

 

「令和元年・・・最後にきっといいことがあると信じようじゃありませんか。だから、買わないという選択肢はないやろー!!」

 

と、笑福亭鶴瓶の年末ジャンボ宝くじのCMではないが、我が家にとっては、当抽選こそが年末ジャンボの位置づけにある。

 

だから〝申し込まないという選択肢は絶対にない!!〟のである。

 

今回の抽選は、これまでの抽選の申し込みの有無や結果を問わず、全ての者に申し込みの権利がある。

 

また、人気の開会式や、閉会式、各競技のメダルセッションまで、ほぼ全ての競技が申し込み対象となる。

 

第一次抽選の時は、まだ精神的に余裕があり、日本人選手のメダル獲得の瞬間を我が子に見せたい!

と希望に満ち溢れ、抽選に挑んだ訳だが、現実は厳しかった。

 

残念な結果に、アテネ五輪での北島康介選手のように、《ちょー気持ちいい!》とはいかず、《ちょー悔しい!!》と発狂したものだ。

 

その後、行われた追加抽選でも落選してしまい、今度は北京五輪での同選手と同様に《何も言えねぇー》と漏らしたものの、言葉は同じだがその意味合いは大きく違った。

 

二大会連続で金メダル獲得した彼のそれは歓喜であり、ニ回連続で落選した私のそれは落胆であった。

 

今回の抽選では、そんな負の流れを断ち切り、起死回生の抽選結果を得ねばならない。

 

そう、長野五輪のスキージャンプラージヒル団体。

 

前回のリレハンメル五輪に続き、決勝1本目でも痛恨のミスジャンプをし、窮地に追い込まれつつも、2本目にK点を大きく越える137メートルの大ジャンプで、日の丸飛行隊に大逆転の金メダルをもたらした原田雅彦選手のように。

 

そして、もし当選した暁には、バルセロナ五輪でわずか14歳にして、金メダルをとった水泳の岩崎恭子選手のように《今まで生きてきた中で、一番幸せ》と思うかは定かではないが、ここまでよく戦略をたて、申し込み続けたことに、同大会女子マラソン銀メダリストの有森裕子選手のように《初めて自分で自分を褒めてあげたい》と思うことだろう。

 

だが、くれぐれも同じバルセロナ五輪の男子マラソンで、途中で転倒しながらも、見事8位に入賞した谷口浩美選手のように《こけちゃいました》となることだけは避けたいものだ。

 

さて、ちょいとおふざけが過ぎた様だが、それでは本題の申し込み内容について触れておこう。

 

第二次抽選では、さらなる当選倍率の高騰が見込まれる。

 

その為、〝日本人選手のメダル獲得の瞬間を子供達に見せたい〟という当初の目標を叶えるのは、もはや高嶺の花である。

 

ならば、第一次抽選の追加抽選と同様に

 

家族でオリンピックスタジアムに燈る聖火を見る!

 

この一点に目標を集約し、戦略をたてた方が賢明であろう。

 

よって、第二次抽選ではオリンピックスタジアムが会場となる陸上競技女子サッカーの決勝のみに的を絞って申し込んだ。

 

収容人数の多いスタジアムの方が、他の競技の限られた枚数のプラチナチケットを狙うよりも、現実的でもある。

 

そして、今回は藁をもすがる思いで、妻にも同様の申し込みをしてもらうようお願いした。

 

令和元年は、ラグビーワールド杯での日本代表選手の活躍が感動を呼んだ年。

 

勝利予想オッズで大差のあった格上の強敵をも撃破し、予選リーグを見事全勝で突破。

 

初の決勝トーナメントに駒を進めた彼らのように、我が家もワンチームとなってその成果にあやかりたい。

 

兎にも角にも、東京2020

オリンピックイヤーはもうすぐそこまでやって来ている。

 

稲垣啓太選手は〝笑わない男〟として流行語となり、名を馳せた。

 

だが、やはり私は、この抽選で是が非でも、オリンピックチケットを手中に収め、新年は〝とびきりの笑顔〟で迎えたいものである。